今もあるのでしょうか。私が子供の頃は、
転校する際、転校生の親からということでクラス全員に「お別れ会」でボールペンや鉛筆などを配って
「お世話になりました」とあいさつの気持を表す風習がありました。
うちは貧乏で、小学生の時に転校した際はそれができず、子供心に恥ずかしい気持ちがあり、
中学1年で転校することになったときは、親に頼んでお金をもらい、
記念の品を私が買って最後に配ることにしました。
本当はボールペンを買いたかったのですが予算がなく、ごく普通の鉛筆しか買えませんでした。
だんだんともうシャープペンシルの時代になってきたころだったので、
あまり使いではなかったかもしれませんが、精いっぱいの気持ちでした。
私自身が最後の休み時間に配ったのですが、
やんちゃな男子が遊び道具に変え、
私の目の前でへし折っているのを見た時はとてもつらかったです。
ボールペンならこんなことはしなかったんだろうなという気持ちがしました。
私は今もどんな鉛筆も無駄にはしません。
2013年12月31日