いつも拝見している「売れるネットショップの教科書」さんのツイートを見て勉強しております。
その中で最近話題なのが、楽天が全サイトに導入予定のチャット機能です。
しかも、無料ではなく有料版として月額5000円も必要となっております。
どうして、そんな事を強制するのか、イマイチわかりませんでしたが、ツイートを見てわかりました。
今回、導入の意図がいまいち、テンプレート過ぎてわかりませんでしたが、それがわかる画像があり、なるほど!と思いました。
楽天市場のチャット機能強制導入は非常に多くの楽天店長さんの悩みのたねになっていることがわかったんどす。楽天はん、任意導入に変更してくれへんやろか?ホンマにホンマに頼みます?年間6万円は厳しい・・・https://t.co/G5VCHXnFPp
— 十億戎店長@年商三億円をネットショップで達成! (@urerunetshop) October 12, 2018
ブログを拝見していたら、上の画像が出てきました。
「ああ!なるほど!」と思いました。
・転換率 プラス14%
・注文数 プラス35%
となっておりました。
今、売れないネットショップは多々ありますから、これが特効薬になってくれればという期待があります。
その期待から、半強制的にチャット機能の道具を使用させて、売り上げ増に結び付けるためです。
これなら、楽天本部がウキウキしながら、導入させたいと思う気持ちが手に取るようにわかります。
さて、楽天本部が、凄まじいのが、このチャット機能。
確かに、試算通りなら、売り上げ増に結び付く可能性がありますが、実際にはどうか?
この答えは、とっても簡単で、ほぼ使いこなせないと思います。
これには理由があり、競合店がチャット機能を導入していたり、通常使うサービスが導入していたりと、すでに「導入済サイト」を多々しており、しかも、その使い勝手などを見ていたからです。
結論としては、
となりました。
実際、数か月は導入していたサイトも、半年もしないで、「非チャット」となりました。
使う人もいなければ、使ってもリアルタイムではないし、リアルタイムもできない状態 であったからです。
今回、何が凄いかと言えば、このチャット機能を展開しようとする楽天本部の無知さです。
1度でも、実際に使う側・使われる側に行けば、この機能が売り上げ増につながるかどうかわかります。
店長である私でさえも、楽天に入店しないのに、これだけの「経験値」があるのにも関わらず、そのリスク管理ができていないのです。
単に夢物語のプラス数字だけを確認して、導入しようとする流れが凄いです。
もちろん、楽天のような人余り組織であれば、チャット機能を使いこなせるでしょう。
沢山の無能な人余りがいる楽天のような上場企業であれば、派遣でもアルバイトでも山ほど対応できます。
しかし、
多くのネットショップでは、店長をはじめ、多くの優秀なスタッフは、「多機能スタッフ」であり「多様スタッフ」であり、「多仕事スタッフ」でありますので、優劣を決めて時間を配分しながら、仕事をするしかありません。
結果として、リアルタイムチャットなど、メールでも出来ない組織が、チャットなど出来るはずもありません。
今回の楽天のチャット機能の導入については、楽天の弱体化の流れであり、当店としても歓迎すべきことです。
楽天が弱体化すればするほど、独自店舗にとってはプラスになるからです。
ただし、楽天依存度が高い店舗などは、悲惨な結果ですよね。
2018年10月15日