間違いだらけ!!周年記念品の正しい選び方とコツ7選

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社長から、

「来年で当社は30周年になる」「そこで記念品を作る」

と言われ、まったくの無経験なのに、担当者に選ばれたあなた!

まさに「嬉しいけどブルーな気持ち」そのものです。

そこで、どうしたらいいのか?間違いだらけの選び方をしないためにアドバイスします。

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【間違い1】権限がない事に早めに気付け!

まず、大きな間違いとして、担当者が役員レベルでもない場合、ほとんどが下記のようなパターンとなります。

・課長程度 ・総務 ・女性社員 となります。

けっして馬鹿にしているわけではなく、周年記念品を選ぶほどの立派な会社なので、組織がピラミッド体質になっているわけです。

ですから、まず、大切なことは、「自分は選ぶけど、最終的な決定者ではない」という点を早く自覚して、どのように組織をうまくまとめるかが重要になります。

更にいえば、記念品を依頼する業者もうまくコントロールすることが必要なのです

・権限がある人を見るける方法

テクニックとしては、過去の経験から言えば、複数の商品を用意して、誰が最終的に選ぶかを見ることです。

どうしても嗜好の違いから、Aさんは好きでもBさんは嫌いな商品はあります

こうした場合、Bさんの意見を無視してまでも選ぶ事が必要になります。ですから、複数商品を選ぶ段階において、「これがいい」と言った人は、大抵、権限があります。

ですから、商品がなくても、カタログから選ぶ際に、決定する人を観察しておきましょう。

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大変だからこそ、重要な人選びなんです。

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【間違い2】何でも喜ぶものと知れ!

周年記念品で、あれこれと悩みますが、実際、散々悩んだあげくに、決定して記念品をお渡ししても、どうしても強い思いがあるため、悩むのは仕方がありません。

しかし、実際にもらう側からすれば、無料でもられるので何でも嬉しいのです

ひどい話ですが、タオルであろうとボールペン1本であろうと、無料でもらえるものですから、それほど優劣をつけません

結果として、プレゼント品なので何でも喜ぶものと知ることが必要です。

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自分が思っているほど、相手は思っていません。

恋愛関係と似ているよ。

・結婚式の引き出物と同じですよ

一番良い事例としては、結婚式会場での最後にもらう引き出物。

がっくりもしたり、嬉しいと思ったり、意外と優劣がわかれますが、新郎・新婦ほどの思いほど、もらったほうは、それほど関心がありません

残酷な話なんですが、周年記念品にしろ、引き出物にしろ、もらう側はその程度の気持ちの持ちようしかありません。

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【間違い3】お客様より社員が喜ぶものを探せ!

周年記念品の場合、2つのルートがあり、創業が長ければ長いほどあります。

・取引先へ

・社員へ

多くの場合、対外的な式典なので、どうしての来場者向けの粗品として選ぶ傾向がありますが、こうした場合、形式的なものが多く、実用性が低いものが選ばれる傾向があります

せっかくの式典なので、固い形式が重視され、ひどい場合には「壷」とかになります。その壷を数百個購入しているがありましたが、本当にいいのでしょうか。

思いっきり間違いですよ

ですから、取引先目線で記念品を選ぶと、大きなミスが起こります。

・実はセンスがある社員の目利き

これに比べて、社員の目利きは、とっても厳しいです。

理由は、自分達の稼いだお金で、自分達が使う記念品を選ぶのですから、それは商品選びが「実用性」をメインとして選びます。

周年記念品の担当者にも、詰め寄る機会も多く、最後の決定の時にあれこれ注文をします。このため、意外にも良い記念品を自然と選びます。

ですから、社員の目利きを活用する=自分なら何がほしい!と聞くのが一番近道です。

建前では取引先を気にかけながら、実は自分達も使う記念品がリピートされます

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【間違い4】製作は10日あれば可能

周年記念品を式典までに納品するため、どれだけ時間がかかるのか?という点です。

実は我々プロから見れば、どんな周年記念品であろうと、10日あれば印刷して納品可能です。よっぽどオリジナル度が高いものでない限り、在庫品に印刷するだけです。

しかし、実際には、どの業者も30日は最低ほしいと言います。

それは、簡単な理由で、あれこれと選ぶため、その時間を考慮しています。その分の時間をプラスして、製作時間としています。

・過去にどれだけの時間で納品したか聞く

当店でもいいですが、アドバイスとして、とっても簡単な事があります。

「この商品と同じものを周年記念品として使う」

「○○○個であれば、何日で最短できますか?」

という質問です。

そうすると、簡単に最短納期が聞けます。過去に製作しているわけですから、分からないはずはありませんし、具体的なのでブレることがありません。

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【間違い5】ロゴのデザインで何倍も価値が上がる事を知れ!

よくある傾向なんですが、周年記念で、デザインをしてこない方が非常に多いです。

当然、プロではなくデザイナーでもない担当者ですから、仕方がない事なですが、多くの企業が大きな間違いをしています。

ロゴのデザイン次第で、大きく記念品の付加価値が変わります

これは本当にそうなんですが、もともと気にしないので、その変化を見抜けない担当者が非常に多く、残念で仕方がありません

・名入れ実例サンプル画像を見よ!

当店の場合、周年記念品を納品した場合、なるべく、名入れ印刷サンプル画像を撮影して、ページ内にアップしておきます。

そのデザインを参考にするのがいいです

全くゼロの知識・認識ですが、少しは「良い・悪い」の感じがあると思います。

「これいいなぁ」

と、思う程度の良さで十分です。何にも考えないよりも、数倍価値が上がります。

他の会社様が製作したものも追加としてご覧ください。

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【間違い6】包装・のしは必要ないものと知れ!

ギフト品なので、どうしても包装・のし印刷は必要不可欠だと思います。

大きな間違いです

その分、費用が加算されます。その費用を本来なら、商品の価値へと回すのが本来の内容ですが、どうしても式典などでは、形式が重要になるため、ラッピングは必要不可欠だと思うのが当然です。

しかし、エコの視点からいえば、あれはゴミなんです

ですから、ゴミを出すよりも、あくまでも最低限のラッピングで済ますほうが、企業としては価値が高いのです。

・紙袋でごまかす

予算があれば、包装・のし印刷も問題ありません。

しかし、予算が限られているのであれば、仕方がありませんので、どうしてもの場合は、紙袋で対処しましょう。

紙袋であれば、その中に入れて、パンフレットなども入れておけば、まぁ!見えない!わからない!わけですので、問題ありません。

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【間違い6】おっさんは喜ぶ?ええ!喜びますよ。その秘密とは!

周年記念品に参加する人は、大抵は男性のサラリーマンです。結果として、多くの周年記念品のターゲットは男性向けの商品がメインとなります。

そこで、大きな間違いがあります。

男性向けのおっさんが喜ぶもんを選ぶ

という大間違いをします。

この間違いをした場合、大抵はつまらない記念品になるのがオチです。この危険を避けるべきです。

・おっさんは使わない=スタッフにあげる

では、どうしておっさんは喜ぶのでしょうか?その答えは「見栄」です。

式典に参加して、会社に戻り、

こんな記念品をもらったよ

と、ほぼ90%あげます。自分で使いません。

そんな中、仮におっさん向けの商品なら、同じおっさんしか使えませんよね

これ最悪です。

これに比べて、スタッフに上げて、キャーキャーと言われたほうが、おっさん的には「うれしい」わけです。

嬉しいから、周年記念品の評価も上がるわけです。

決して、おっさん向けのみにしないように。

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おっさんの法則:おっさんが選び・おっさんがもらい・おっさんは「使わない」という法則。

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【間違い7】業者を困らせるな!

最後に。

大きな間違いとして、「記念品ストアー」を困らせるな!

困らせれば困らせるほど、どんどんコスト増になります。

つまり、三方良しとする流れで、業者を使いますと、どんどん業者のほうから提案型となります。当たり前ですが、利益を得て悔しいと思う企業はありません。

ですから、その流れをしっかりと見極めましょう。

・利益は総額の2割を知れ!

それでも、最後にお伝えしたいのが、利益となります。

ハッキリとお伝えしますが、当店の業界では2割が利益です。

・10万円なら2万円

・30万円なら6万円

・50万円なら10万円

となります。

つまりですよ。

10万円の記念品を選んだ場合、「2万円」で全力で応援します。

しかし、2万円以上の価値を求めても無理なわけです。

この利益と奉仕の関係をしっかりと担当者は知っておくべきです。

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