AIは人工知能ではない。今使われているAIは嘘の件

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いきなり結論
今、世間で言われているAIは人工知能ではありません。
しいて言うなら「Average Infomation」でしょう。
ざっくりいうと「平均的な判断」なので人工知能とは全く別なものです。

と、いう正しい認識をさせる前にメディアがアホみたいに何でもかんでもAIAIAI!
25年前の「マルチメディア」という言葉が流行った時代を思い出します。

AI詐欺にかからないようにしてほしいものです…

以降は個人的な見解の駄文ですのでスルーしてください。

01

起:今のAI流行語?

最近どこもかしこも企業も学校もAIAIって出てきていて草!

息子が受験生なので高校や大学の卒業式や入学式、学校説明会でも「AIに負けない人材育成」とか「たとえAI社会になっても…」とか「AIに負けないぞ」ムードの話をよく聞きますね。
(ちなみにこういう話を聞いた大学は理工学系ではない学校ですので、ご安心ください)

AI=人工知能ということで説明をしているので「*******の低いところなんだなぁ」と微笑ましくなります^^

02

承:AIってなに?

今現在活用されているのは最初に言った「Average Infomation」平均的情報です。
すべてIF分岐、質問者に適した回答ができるものを模索するための単なる情報の最適化による抜粋です。

ざっくり言うと今のAIが出す回答は
100人中51人が「正」って言ったものが正

人工知能なら
100人中50人が「正」って言ったものが「誤」かもしれないし「正」かもしれない。
もし「正」といった場合はどうなるのか?「誤」といった場合どうなるのか?選んだ先でよい結果がシミュレートできる方を答えよう。
となります。

人工知能として成立するには「意外性」(突然変異)が発生して、そこからさらに平均を考え、また意外性を出して…
と思考発展させることができることが人工知能の概論になります。

現状では人工知能までに行かないレベルですし、この「平均的情報」を収集しているのが今の過程かと思われます。
この平均的情報から人工知能まで発展するまでの経過は情報が多すぎて逆に相当な思考ループが起こるので
実用化とか一般に出てくるのは先の話になるのではないかと思います。


【情報過多と理想の回答例】

「A~Zのアルファベットがあります」

問題1:ABCからどれかを選びなさい。
現在のAIの回答:B(AでもCでもAverage Infomationなら正解)
人工知能AI回答:D(ABC以外なら人工知能として正解)

↑サンプルになる情報が少ないほど意外性を出しやすくなります。

問題2:Aは60%、Bは30%、Cは10%からどれかを選びなさい。
現在のAIの回答:A(率の高いものが正解)
人工知能AI回答:D(ABC以外なら人工知能として正解)

↑現在のAIって言われているやつがこんな感じですね。

問題3:A~Zの中からどれかを選びなさい
現在のAIの回答:B(A~Zの中ならAverage Infomationとしては正解)
人工知能AI回答:回答不能(A~Z意外なら正解。ここでとんでもない答えが出たら正解。)

↑情報過多により判別がさらに大変になります。
人工知能に至るまでは奥が深すぎる…


人間でいうと「それかぁ!」って予想の斜め上の回答を出すのが天才や成功者の一例であって、人工知能で云ったら成功例です。

「大変な思いをして新しいものを生み出すよりも
 時間も労力もないから、たくさんある情報の中から
 それっぽいものを抜粋して掘り下げればイイじゃん!」
って発想が今の人工知能ではないAI。つまらないものです。

03

転:じゃぁ今の私たちは、どうすればいいのか?

人間としてやっておきたいことといえば自分の中に「Average Infomation」の収集が第一。
そのためにはいろいろな経験をするのも大事。
本を読んだり、映画を見たり、ゲームをしたり、旅行に行ったり、話を聞いたり…
いろいろな情報を取り入れて自分の尺度を広めていっぱいアンテナを張って比較対象をたくさん作ったほうが良いです。
AIという言葉を使いたいのなら、すでにある統計をうまく活用するのも重要なことの一つでもあります。

今のAIは便利ツールとして活用できればOKなんですよ。
だからAIの結果=正解と思ったり、AIに正解を求めさせてはダメ。

「あらゆる情報や統計をうまく活用できるような考えられる人間になれるよう指導したいと思っております」
みたいな演説して欲しかったなぁ…

むかーしのロボット工学勉強していた個人的な見解ですので諸説ありますってことで…

ちなみにTOPの写真はAIでもなんでもなく単なるラズパイですw

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