インターネットで商品を販売する場合、ショッピングモール以外であれば、ヤフーやグーグルの広告を購入して対応するしかありません。
しかし、最近はその運用が複雑化し、広告単価も上がっております。
こうした中、どのような方法が一番、広告費を削減するに最適なのかは、実はあまり知らせれていません。今回はその理由と対処方法をお伝えします。
目次
ネット広告代理店の存在。運用方法を伝えない事実
まず、多くの有名サイトのネットショップは、実は中の人が運用しているのではなく、専門のネット広告代理店が運用しています。それ自体は問題ないのですが、外注にしてしまうと、スキルアップがゼロとなり、結果的に、いつまでもノウハウが身に付きません。
もちろん、不向き・向きの場合もあり、専門家に運用を一任するのは問題ないのですが、運用事例が、間違った場合には、結果として訂正出来ないのが事実です。
- 何が正しのか自体判断できない
- 改善点について、指示が出来ない
- コスト削減について、適切なアドバイスが出来ない
- 代替案など、議論すら出来ない
となります。
これでは、良くも悪くも「いいなり」となります。
特に改善点を本来なら、担当者と一緒になって対応するのが最適でありますが、改善点自体を把握していない立場であるため、議論すら出来ません。
・ネット広告代理店が「不利」になるノウハウは伝えない事実
本来、リスティング広告のコスト削減は、ネット広告代理店からすれば、本当におかしな事です。なぜなら、売り上げが減るからです。
こんな単純な理論で構築されているため、明らかに効果がある方法については、ネット広告代理店は伝える事がありません。
もし、伝えればこうなります。
・優秀な担当 → ネット広告代理店を使わない
・優秀な担当 → ノウハウを元に自分で運用する
となります。
とっても自然な流れですが、実は当たり前すぎて議論すらなりません。
・質問しまくり → やっぱり費用コストは半額に
ネット広告代理店に、質問したら、答えを教えてもらえます。
けっして、広告代理店の方は「悪」では絶対にありません。
問題は、運用している人が、ネット広告代理店の担当者よりも「優秀」であれば、あっという間にコスト削減は実現し、ほぼコストは半分で済むはずです。
「そんな簡単な事ではない!」
と、驚く方も多いと思いますが、これから述べる事は
- 誰でも実は出来ること
- 誰でも出来るので、ノウハウとしては教えてたくない
- こんな単純な事だったの!
- だから、ネット広告代理店はリスティングについては「秘密」
と、なります。
スマホの広告費は「マイナス50%以上」が必須
まず、どの企業でも大間違いしている点があります。
それはスマホの広告代です。
多くの企業の担当者は、こんな感じではないのでしょうか。
・PC向け → 100%
・スマホ向け → 140%
という単価設定を考えていると思います。
この判断自体は間違いではありませんが、売り上げに結び付くという点では大間違いです。
【ノウハウ1】無駄な広告費の原因はスマホユーザーという現実
ネット広告代理店からすれば、スマホユーザーを無視した提案など、ほぼ出来ません。
実際、その判断は正しいからです。
しかし、契約に結び付かない広告費の最大の原因であり、コスト増になっているこの数年間の最大の要因がスマホユーザーであります。
ですから、ハッキリいえば、こうした流れが本当は重要です
・PCユーザー 100%
・スマホユーザー 40%(60%マイナス)
となります。
これはどのキーワードでも同じです。
アクセス数がPCの数倍あるスマホは、本当にやっかいです。
当店の「キーワード 周年記念品」は、スマホユーザーに対しては「マイナス65%」を設定しております。
・同じ広告キャンペーンでデバイスだけいじくる
上の画像を見てもらればわかりますが、全く難しくありません。
ヤフーにしろ、グーグルにしろ、「デバイス」という項目があります。
これをスマホユーザーの場合は、マイナス50%以上の設定とすれば終わりです。
こんな簡単でしかも一瞬で終わる作業で、コスト削減がほぼ半額となります。
ビックリするくらいです。
・ネット広告代理店が「絶対に教えないわけ」は売上が半分になるから
このノウハウは、別のコンサルタントから聞いて実施しました。
そして、この内容をそのまま、質問したら、当然、
「良いアイデアだと思います」
と、返答を受けましたが、当然、これを自分のお客様に積極的に伝えれば、
売上半減
となるため、ほぼ、伝えないでしょう。
それよりも、こういう流れでしょう。
「これから、スマホユーザーはとっても大事なので、スマホユーザーを取りこむことが最重要なネットビジネスです」
という返答になるはずです。
【ノウハウ2】対象外キーワードを追加していくこと
リスティング広告の場合、完全一致で対応しているのであれば問題ありません。
ノウハウ2は必要ありません。
しかし、多くの場合は、沢山のお客様へ伝えたいために「部分一致」をメインとしているはずです。
「完全一致 ??」
「部分一致 ??」
と、なっているリスティング担当者がいれば、ほぼネット広告代理店の「大きな鴨」となっております。
なぜなら、ノウハウ1と同じように、無駄な広告費があり、その原因だからです。
・無駄な広告を出せるのは、大元のノウハウを見抜く
ヤフーにしろ、グーグルにしろ、大元である媒体は、沢山の広告を出しクリックされなければ売り上げになりません。
当たり前の事を書いているのですが、実際には知らないのほとんどです。
プロである自分でさえも、
「こんなキーワードに広告を出しているとは!」
と、驚くくらいです。
売上に全く結びつかないキーワードに沢山の広告を出しています。
衝撃の事実ですが本当んです。
・アクセス数が多い無駄なキーワードを対象外キーワードに
ただし、ヤフーにしても、グーグルにしても、悪人ではありません。
ネット広告ビジネスを手助けしているのが本来の目的であります。
更にいえば、機械的に対応した広告出稿なので、仕方がありません。
上の画像をみてもらればわかりますが、アクセス数が多い、無駄なキーワード
「ロードスター」
「パーティー」
この2つを追加して、部分一致で対応すればいいだけです。
これをネット広告代理店では「草取り」と言っています。
この対象外キーワードを探し、売り上げに結びつかないキーワードの「雑草」を、コツコツと取ることで、簡単にネット広告の運用においてコスト削減が出来ます。
・無駄なキーワードかどうかは運用担当者しか判断できない
実は、ここでの落とし穴があります。
それは、売り上げにつながるキーワードは、長年、ネット広告を運用した人でしか判断できない事実です。
本当に残酷ですが、誰でもわかる「糞キーワード」であれば見抜けますが、曖昧なキーワードがあり、
「もしかしたら売り上げに結び付くかも?」
というのが、ゴロゴロあり、それを判断して、対応するのは、現場しかわかりません。
結果として、ネット広告代理店の指示通りにしていると、この対象外キーワードの運用は全く出来ないでしょう。
逆に出来るのであれば、本当にあっという間に削減効果があり、20%から50%の間で削減効果があります。
それほどの大効果があります。
ノウハウ1と今回のノウハウ2を併用すれば、ほぼ確実に売り上げが同じなのに、ネット広告の運用コストは半減するでしょう。
【ノウハウ3】10%ずつ広告単価を上げ下げする
とっても単純ですが、仮に100円で単価を設定していた場合は、広告費を削減する場合、10%なので10円です。
ですから、
100円 → 90円
で単価を再設定すればいいだけです
これで10%のコスト削減が可能です。
あまりにも単純な方法でほぼしない → 面倒だから
この方法は、単純な方法であるが故に、ほぼ誰もしません。
面倒だからです。
ですから、やり方があります。
・アクセス数が高い広告から対応するだけで良い(金額でも)
全てのキーワードで対応していると本当に大変です。
ですから、まずはやるべきキーワードは、
・アクセス数が高いキーワード
・広告代が高くなっているキーワード
を探し出し、それだけをやれば、ほぼ確実に10%削減が「あっとうい間」に終わります。
単価を下げたのですから、効果があるのは当たり前ですからね。
・10%下げえても広告順位が変わらないわけ
最初に伝えた通り、100円の単価広告を、90円に設定した場合、物凄く順位低下すると思うと「勘違い」している方が実は多い。
逆に、全く変わらないのが現実です。
逆に変わったら、元に戻せばいいだけなのです。
こうして、どこが「底値」なのかを、10%づつ対応します。
つまり、
- 100円 → 90円
- 90円 → 81円
- 81円 → 72円
- 72円 → 64円
という感じです。
無駄な広告費を支払っている場合は、この流れで、100円で単価設定していのが、64円程度までには下げる事が可能。
今までの「大損」したことになります。
10%でも削減すれば、大きな収益ですが、それが20%近くは下げる事が可能だと思います。
リスティング広告費削減まとめ
いかがでしょうか。
ノウハウ1からノウハウ3まで、本当に単純です。
しかし、これを自社運営していないと、ネット広告代理店に頼めば、人件費となりますので、ほぼしないでしょう。
ですから、この程度は自分運用で管理・作業しなければいけません。
そして、それが成功すると、ほぼ確実に、ネット広告代理店との契約は継続しないと思います。ですから、誰も教えないのであります。