台風通過1日目。山小屋にキャンセルをしても「無料」であった件

7月

7月27日の土曜日の朝。

富士山ではちょうど台風が通過する日であり、この日に登山計画を立てた方は、

登山するか・しないかの判断をしなければいけません

また、山小屋へ予約していた方も多く、キャンセルをしなければいけません。

今回は、とっても重要な事です。

それは悪天候が決定的となれば、山小屋のキャンセルが無料となる件です。

知っている人はわかるのですが、それりも重要な事もお伝えします。

この判断は、

個人・個人で行い、山小屋でも富士山全体でも

通知しておりません

多くのイベントでは、主催者が通知したりするのですが、富士山登山の場合は、「自己責任」で判断し、自己責任で山小屋へキャンセルの依頼をしなければいけません。そして、初めての方は、悪天候の場合は、富士山の山小屋では「当日キャンセル料金が無料」となる仕組みを採用している点です。

現地の朝の御来光館の様子とその他

まず、現場を見てみましょう。

昨日の時点で、ご来光登山のため、山小屋に宿泊していた人が、8時50分の時点で「下山」をスタートさせているのがわかります。

御来光館は、富士山の吉田ルートでは一番高い所にあります。8合5勺です。

その山小屋から下山しています。

さて、見ていて驚いたのが気温です。

マイナス5度となっております。

それほどの悪条件です。

そして、植田さんのツイートでは、風速につて、動画があるので非常にわかりやすく、視界の意味でも一発で理解できます。

気温は6度となっておりますが、体感温度などを引くと0度近くだと思いますし、雨・暴風なのでマイマス5度も正解です。

その他、昨日の時点での蓬莱館のツイート。

こちらも動画で説明しております。

そして、こちらは、東洋館の7月27日9時のライブ映像です。

こんな感じで、現地では台風通過のため、登り・下りとも非常に危険であります。

現地でないと判断できない当日キャンセルについて

今朝の自宅の埼玉県川越市の空です。

「うわ!!晴れた青空だ!」

と思うわけです。

もちろん、台風の情報があるので、登山自体が出来ないと判断は十分できるのですが、実はこうした天気だとわからない。

当然、山小屋に対して、台風が来ているので中止したいと言っても信用されないケースも多々あると勘違いします。

当日の富士山の観光地である「忍野八海」での現地の様相でもこんな「良い天候」です。

それを富士山吉田ルートは「悪天候」だと認識するのは、並大抵の判断力ではないはずです。

 

ただし、問題あります。

キャンセル依頼をしないと、

山小屋では「登山中止にしない人への配慮」があり、

食事を準備して待っているからです

 

これは驚きなんですが、登山者の中では当たり前でも、登山初心者の私ですら、ビックリなんです。

まして、富士山登山が初の登山計画なんて、なかなか想像できないのが現状です。

 

多くのツイートを見ると、

「キャンセルの連絡をしないなんて非常識」

「山を登る資格なんてありません」

というのがありますが、私から見れば、そんな人は逆に例外で、多くの人はそれ自体がわからない素人であると、登山初心者である自分ならわかります。

それは、まるで、遊園地などの行楽地へ行くのに、予約を入れて天候が悪くなり、旅行中止という流れにも似ているからです

ちょっとケースが違いますが、居酒屋や宴会の連絡を入れて、キャンセル依頼を電話しないで泣き寝入りする飲食店が話題になった件も知っている通り、意外と連絡をする人は多いと判断できます。

こんな形で、山小屋の方は非常に大変な思いなので、しっかりと「キャンセルの依頼電話」はしましょう。

<追記>8月14日の台風10号情報

お盆の真ん中である台風10号が九州地方に上陸しました。

このため、富士山山頂は暴風雨となっております。

こんな状態ですので、登山は禁止です。

自己判断ですが、事件・事故になる可能性が高いので、登山は中止しましょう。

 

こちらは5合目の吉田口のライブ映像

そして、8合目のライブ映像

こんな感じで、上へ行くほど悲惨な状態です。

5合目が安全でも上へ行くほど危険なのです。

それをわからないで、こんなトラブルも。

こんな感じで、富士山に限らず、登山計画と自己責任は、しっかりと準備して登山していきましょう。

・8月15日の台風日

結果として、多くのツアーがキャンセルとなりました。そして、その判断自体は問題ありません。

こんな感じです。

山小屋でのキャンセルは1山小屋で100人程度。

しっかりとキャンセルの連絡をしましょう。

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