さきほど、卒業記念品の件でご相談を電話で受けました。
内容はいつものパターンであり、
「20個程度しかないのですが、名入れ印刷は可能でしょうか?」
という問い合わせ。
ちょっと計算してみて、驚きの事実がわかり追加してみます。
何が驚いたのか?
それは、10個分マイナスした場合の総額である。
40個依頼出来るけど、30個しか必要ない。その差額が1万円なのだ。
そう!1万円である。
自分の大切な子供に対して、たった1万円すらも「支援」出来ないという現実だ。
こういう事を伝えると、
「いやいや、家族で暮らすのは大変である」
という声がありますが、
そういう家庭でも
はあります。それがヒドイのであれば、1万円を工面して卒業記念品を製作するしかないのです。
ですが、どう見ても、ザルのように1万円程度なんか普段使っているはずです。
ケチをするなら、その部分をケチればいいだけであり、あっという間に1万円程度プラスになります。
そして、
それが全く出来ないという事が衝撃でした。
サラリーマンであれば、プロジェクトで数百万円・数千万円の仕事をしている方もいるはずです。また数億円・数十億円もいるはずです。
それが、卒業記念品プロジェクトになると、1万円の総額アップすら出来ないのが、今の日本の学校の卒業記念品の現状。
非常に恐ろしい。
この子供たちが将来大人になり、プロジェクトを推進するわけですから、将来性などあるのでしょうか?と思います。
まして、それが母親になり、同じようにPTAとして卒業記念品を製作する立場になった場合、このコスト感覚で対応するわけですから、絶望的ともいえます。
1万円の仕事だけをしていれば、当店は倒産しますし、他店のネット通販の卒業記念品販売店も、同じように倒産します。
仕事ベースとして、最低でも数十万円、普通で数百万円の仕事を、ゴロゴロと対応していないと仕事が進めません。
結果として、それがビジネスであり、儲けの源泉であります。
1万円の仕事などアルバイト以下の仕事であります。なぜなら、利益が1000円程度しかないわけです。
時給で1100円で支払っていれば、1時間以下の仕事を、セコセコと対応しなければ、卒業記念品の仕事が続かないというのであれば、それは終わっております。
2019年2月8日