「おめでとう」の感謝の気持ちが、一方通行にならないように
プロの目から見て、よくあるパターンがあります。気持ちが先行して何から何まで熱くなり過ぎるという失敗例です。
どういう事かといえば、結構単純なことで、何度も周年記念品を製作していれば「慣れ」があるため、そんなに問題があるわけではないのですが、周年記念品自体は、意外と一生に数度しかないため、肩に力がはいり、うまくいかないケースがあります。特に最初の場合などは開店記念でも同じですが、よくあるパターンです。
記念品を差し上げるので、まずは、本来なら相手側の気持ちを優先すべきなのですが、基本は自分自身が一番の「幸せ」を受けたいため、こうした失敗例が多く見受けられます。
お金をかけるから「ビジネス」です
オリジナルの周年記念品を製作するのですから、お金がかかりますので、ビジネス的な側面が重要です。つまり、費用対効果です。これだけ費用をかけて大きなリターンがあればいいわけです。リターンなど気にならず、自分達だけ満足すればいいのであれば、こうした件は法人ビジネスではあまりありません。
ですから、まずは差し上げる相手の立場や気持ちを考えて周年記念品を製作するのがいいわけです。
こんな当たり前の事ですが、3人1人しか認識しておらず、残りの2人は意外と自分達の目線で製作を考えている場合が多いです。
このため、どのよな点がビジネス的にだめなのか実例を上げておきます。
シンプルイズベストです
結論から言えば、名入れ印刷で対応しますので、デザインはシンプルにしましょう。
どうしても、あれもこれもしたい!となるのですが、そこは「差し上げる側の気持ち」を汲み取ると、「もらえるものなら何でもいい」「しかもシンプルな実用性があるものがいい」となります。極端な言い方をすれば、名入れなしの記念品でもいいわけです。
これはもらう側になればわかりますが、実用性が高いものは、普段から使うため、なるべく「無地」がいいわけです。使い勝手が一番なのです。このため、なるべく、名入れ印刷は目立たず、伝えたい事だけそ伝えましょう!
こんな感じで、少なからずデザインはしますが、基本はワンポイントの名入れ印刷で対応しましょう。
周年記念品は「名刺」ではないので、あくまでも「○周年」と入っていればいいのです。
こうした点をしっかりと考えて製作すると、とっても早く安くなります。単純だから、失敗も少なく、普通とおり成功します。
2016年8月19日