当店のライバル店として、記念品工房さんがありますが、同じ記念品販売のサイトとして分析してみます。
ライバル店を分析することは、全く意味がないどころか、色々と得ることが多いからです。
1:企業規模
まずは、企業規模からいえば、天地の差であります。こちらが1人運営の零細企業でありながら、あちらは、株式会社ブランドパワーという会社名で、自社の建物があり、従業員も多数いるでしょう。それに比べてこちらは1人ですから、まさに天地の差です。
こちらの記念品ストアーは赤字なので、ネット広告代も爪に火を灯す感じで、1日1万円が限界であり、最近では月間20万円まで圧縮しているのですが大手である記念品工房さんでは、あらゆる広告代をしています。
ターゲティング広告ですが、あちこにありますので、1クリック100円程度入れると思いますが、本当にうらやましいわけです。
だからこそ、記念品ストアーの店長としては、ここで戦うのは自滅するだけであり、こんな店長日記をコツコツと製作して、幅広いニーズや検索から、少しでも当店へ来てくれればよいと思っています。
2:商品構成とターゲット
記念品工房さんのメインは、学校関連のお客様がメインであり、その意味では記念品ストアーと少し同じですが、当店のはどちらかといえばノベルティグッズ関連の販売目的がメインであり、法人対応が多くなっています。学校メインというわけでもありません。
しかし、学校関連をしていると、悪い部分は細かい部分になりますが、良い部分としては、民間企業のコスト削減があり件数が少なくなっていますが、逆に学校関連は周年記念の記念品製作などは、大口が多く、オリジナル記念品需要が高いと言えます。
こうした状況ですが、商品構成は、さきほどのメインとする記念品とノベルティの差になり、かなり当店のほうが安さでいえば、優っている部分ですが、商品の独自性という意味ではほど遠い部分があります。
ですから、ターゲット部分だけで言えば、しっかりと学校との差をつけて、学校以外のお客様をメインとした形で新規開拓をする部分が必要だと言う点でしょう。重なった場合は、どちらかが勝つか負けるしかないのですから、結果としては負ける確率が高くなるので、まずは、学校メインではない感じで対策するのがいいでしょう。
3:サービスの質
この点については、人・物・金がある記念品工房さんのほうが圧倒的に高いのは自明です。ですから、サービスの質で競うのは負ける原因です。こうなると質で勝負するのではなく、どこで勝負するかが重要になります。
質以外に考えるのは「速さ」「満足度」「コミュニケーション密度」などがあると思います。
速さについては、物量の速さには対抗できないので、別の早さを求めて対応すべきでしょう。決済の早さでもいいし、この店長日記のような書く早さでもいいでしょう。
満足度については、記念品工房さんのほうが高いのですが、満足度も色々ありますので、担当当社のユニークさ、担当者の専門性、担当者の知識の幅の広さなどは、大きい組織になればなるほど、優秀な人も沢山いますが、優秀ではない人もあり、その差をうまく活用するしかないでしょう。
4:本当の強みとは
1から3までまとめると、記念品ストアーの本当の強みとは何かにきます。
まず、間違いないのは、当店は誰よりも頑張っているという点です。当たり前ですが、あちらが10人で対応していることを、こちらは1人で対応しているのですから、どれだけ頑張っているのかです。一騎当千とはなりませんし、百人力ともなりませんが、店長であるわたしは、記念品工房の通常の従業員の4人分以上の力があるという事をもっと武器としていいわけです。
そこから1点突破するしかなく、その部分だけの武器で頑張るしかないのです。
普通に考えれば、倒産するの記念品ストアーであり記念品工房ではないのです。世の中に必要とされているのは記念品ストアーではなく、記念品工房なんです。ですから、その覚悟で普段から1日1日を戦闘モードで常に戦士として戦う気概で対応しておけば、戦いを継続できると思います。
2016年11月11日