B級映画が大好きな店長です。今回はマーベル・シネマティック・ユニバース最新作であるドクターストレンジ。この映画を観てきました。評価は期待していただけに最低ランクでした。
わかりやすくいえば、マトリックスの100分の1程度の面白さです。
映像美は素晴らしいのですが、中身が無い典型例でした。
内容としては、ワクワク・ドキドキタイプのノスタルジーが漂う感じの部分があり、特にチベット部分には期待はしたのですが、その内容自体が凄く雑であり、西洋人が考える浅さかなノスタルジー部分が最低ランクであり、日本人から見たら、「全くわかっていない」という感想になります。
もともと、内容が無いのに、この部分が神秘性がゼロ又はマイナスであるため、アメリカン人のコミック自体のレベルの低さを見た感じであります。映画マトリックスでは、コンピューター世界の次の部分として、非常に難解さが、逆にぐんぐんとひきつける部分でしたが、今回のは、全く共感できない部分が多く、結果として、映像美が凄い部分だけで、脚本自体はゼロまたはマイナスレベルでした。
最初に天才医師である部分については、その後の流れとしての良さが全く伝わらず、結果として、医師である理由や、その後の展開自体の紐付けが無いわけです。また、スーパーマン的な超人さも、結果として、「誰でもいい」という程度の中身しかないのが、全体としてB級映画の評価になるわけです。
ある程度、好きな人でないと拷問に近い「不面白さ」であり、映像を見たいとか、役者を見たいとかあればいいですが、映画自体の評価を見たいというのであれば、見ないほうがいいでしょう。
悪役も最後には倒されるのですが、その感動が全く無いので、感想すらできないわけです。こじつけとはいいませんが、それに近い幼稚なレベルであります。まぁ、逆に世界が闇に覆われたほうが面白いくらい、まったくどきそこないの内容です。
今回、どうしてこのB級糞映画を見たかは、キャストのみです。
主人公であるベネディクト・カンバーバッチがでていたからです。
彼が最初に出て驚いたのがシャーロックです。
なんと現代版のシャーロック・ホームズを見事に演じしたわけです。知性の高い演技を見事にこなし、素晴らしい実績であり、また、そのドラマの内容も素晴らしい。BBCのドラマでしたが、これは成功です。
そして次に「イミテーション・ゲーム」です。
こちらは解読のエグニモを調査する天才数学者を演じているのですが、これは最高に面白い。実話なんですが、この後のコンピューターの原型を作ったアラン・チューリングの半生を映画化したものです。
数学者の半生の映画は、どれも素晴らしいものであり、ミステリー部分が高いです。また、脚本もどれもよく、ハズレがないわけです。ですから、カンバーバッチが出ているため、「これは面白いに違いない」と思いみたわけです。
いくらB級映画のマーベルタイプでも、中には面白いのがありますからね。
さて、こうした事から見えるのは、やっぱり評価としては厳しいですが、100点満点中で20点です。
誰でも見れるものではなく、あくまでもB級映画好きで、しかもSFXが好きな映像美が毎回好きな人はいいでしょう。
所詮、B級映画の評価がB級以下であった点のみであり、A級・S級ではなかったのですからいいと思います。
2017年1月30日