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成功できないEC店舗の実情。ブラック体質にしかならない本質(実録)


一部のEC店舗は、常に右肩上がりの業績を出し、よって、何をしても「正のスパイラス」があります

しかし、windows95の発売である1995年から、ほぼ22年後の今。

ECサイトは既に、どの業界よりも「競争成熟」へとなっております。結果、勝者と敗者がハッキリと別れている業界となっております。当店は多くある「負け組ECサイト」に入り、その他大勢のECサイトの中での運営となっております。

こうしたECサイトは、日の当たる「勝ち組ECサイト」と比較して、全く話題になりません。

いわゆるレッドオーション市場での運営体質についてお伝えします。

 

勝てない相手に対して勝負している現状

インターネットの以前の場合、「人・モノ・金」が多い所が、自然と競争力があり、少ない所は比例して力がありません。

しかし、インターネットの誕生で、この法則が一気に崩れました

大チャンス時代到来です。

しかし、その大チャンス時代も、22年間続けば、それはインターネット以前同様の力関係での競争原理が、じわじわと本質の競争になっております

結果、EC店舗も、本質的な実力に合わせて勝負するしかなく、単なるアイデアやノウハウだけでは、ほぼ勝てる市場ではなくなっとえります。

楽天市場などは、こうした現状を言うと、夢がなくなるため伝えることができませんが、現場は日本を覆う「下向き・後ろ向き」な状態になってるのが普通の感覚です。

今までは、ちょっとした「隙間」があれば、そこでの勝負も可能でしたが、今はその隙間自体がゼロベースになっており、勝負することが不可能になりつつあります。

 

 

ブラック体質強化で乗り切るしかないEC店舗の状況

今の働き方改革などの本質は、悪くいえば「ゆとり働き方改革」とも言える状態です。

ゆとりを持つことは、とっても大切であります。しかし、その「ゆとり」は、あくまでも「おまけ」であります。

ゆとりだらけになれば、数ヵ月後には店自体がなくなっております

これは近所の商店街をみればわかりますが、商店街のお店経営は「ゆとり経営」を入れておかげでシャッター街となっております

お客様は、ゆとり経営店舗には、この対応しかありません。

 

EC店舗も、22年間、ある意味では成長市場であったため、ゆとり経営の恩恵を多く受けました。

しかし、今の時代、成長市場でないEC業界は、ほぼ他の業界と比較して、電通もビックリするようなブラック体質でしか乗り切れない状況へと進んでおります。特に、当店のような「負け組」は、体の健康と心の健康を害さない、ギリギリの範囲で、仕事を続けるしか、失敗をしないで済む状況です。

 

 

ECは成功報酬型経営だから

ブラック経営と言っている間は、まだまだ「心のゆとり」があり、うらやましい限りです。

店舗自体が継続しているわけですから。

問題はECは、完全な成功報酬モデルなので、労働時間と比例して給与が出る仕組みではない点です

ですから、時給換算でも、労働時間換算でもありません。

売れたか・売れないかです。

 

この「頭がおかしい状況」が「大好き」な人が、結果として、EC店舗での商売を最後まで続けることが出来るスタッフとなります。

このため、残るのは自然と頭がおかしい店長1人のみとなります

これが負け組EC店舗の状況であります。

そして、多くがそんな状況で運営しているわけです。

 

 

 

結果責任でスキルアップ

それでも続けられるのは、結果責任をすべて負えるからです。

予算は大手ほどではありませんが、月間40万円ほどをネット広告を使い対応。自分の給与と同じ位です。

本来、広告を出さなければ、社員を1人雇用できますが、それすら利益がないので出来ません。

結果として、1人店長が、どんどんスキルアップ・ノウハウアップロードするしかなくなります。

 

それはそれで非常にエキサイトであり、面白いわけです

常に「勉強し続けていないと戦いに負ける」からであり、常に「人よりも数倍働かないといけない」状況は、ある意味では、ユニークな人生を楽しむ下地となります。

 

零細企業など、誰も注目も関心がないのですが、若い人が大手企業へあこがれる理由の本質は、こんな悲惨な実情を知っているからであり、自分の友達の周りをみれば、そんな零細企業で働いている人ばかりだからでしょう。

できれば、最初、若い人は大手で働き、ゆとり経営が出来る現場で、60代までずっと働いたほうがいいでしょう。

そうしないと、ブラック企業という「受け皿」へと行くからです。

2017年8月11日