今日、いきなり匿名の電話があり、
「いったい何なんですか!寺坂農園について書いているなんて!」
という、熱心な人であり、または「犯人」かもしれない人から電話がありました。
匿名はいけないので、後でメールをすように指示しましたが、未だにありません。
なんだろう!と思い、検索してみると、
「寺坂農園 クラウドファンディング」
というキーワードがあるではないですか!
・メロン除草剤散布事件を乗り越える!挽回に向けて、【寺坂農園】回復プロジェクト クラウドファンディング – Makuake(マクアケ)
なるほど!
これで又、大盛り上がりしているわけなんだ!と思いました。
大損害を与えるために、犯行をした犯人グループ。それが企業体であろうが、個人であろうが、全くの裏目に出ている。
寺坂農園さんの実質的な被害金額は1600万円相当みたいですが、今回の犯行がフックとなり、数億円規模の宣伝効果が出ましたし、また、今回のクラウドファンディングの「成功」をみると、犯人グループは、完全に、マッチポンプ状態で、寺坂農園の「営業マン」としての立ち位置でしかないのがわかります。
もちろん、寺坂農園そのものの「実力」があってこそでありますが、それでも、ここまで全国から好かれているとは、犯人も想像できないでしょう。
更にいえば、寺坂祐一さん自身が述べているように、
生き方そのものがプレゼテーションだ!#成幸法則
— 寺坂祐一 (@furanomelon) January 31, 2018
「生き方そのものがプレゼンテーションだ!」と、ツイートしております。
これでほぼ、今年のメロン販売は、過去最高の売り上げを確保。
更に、いえば、そのリピーターが数年間続きますので、過去最高の右肩上がりの農場経営となります。
多くのメロン栽培のEC農家が、悪戦苦闘の連続ですが、寺坂農園は、今回の犯行で、大損をしているけど、大儲けしているものも確かであります。
犯人像については、今回の結果からみると、短絡的であったようです。
薬剤をまけば、大・大ニュースになりますし、また、凄まじいまでの「道場」を生みます。
しかし、ある意味では、憎しみが怒りとなり、感情的に爆発し、意味不明は薬剤のバラマキとなったのでしょう。
その意味では、犯人像は、鬱状態に近いものであり、ある意味では「可哀相な人達」であろうと見えます。
一部では農協犯人説も出てきましたが、農場経営が苦しい所では、そうした気持ちになるのも仕方がないと思われます。
よくある犯行事例として、自分が駄目になるなら、相手も駄目になってしまおうという気持ちに似ております。
寺坂農園が、大損から大儲けへと、成功の道を歩くのと逆に、ECサイトの多くは冬の時代へと進みます。
単純に大競争であり、一強多弱が、更に進行します。
理由は簡単で、選ぶのが利用者であり、その流れは、もう止まりません。
既得権益の業界であるテレビ局さえも、ネット時代の波にのまれ、すでに飲み込まれている出版や印刷などは、廃業の嵐であります。
実は、この流れは「EC業界でも既にスタート」しており、売れない店舗は、ますます売れなくなり、売れる店舗は、ますます伸びるだけの2極化が進みます。
今の働き方改革では、長時間労働が問題になっておりますが、EC運営側からすれば、完全に違う状態であり、24時間365日戦う事が出来ない所は「死」あるのみです。
店長目線からすれば、寺坂農園は、メロンで薬剤をバラマカれて大損害ですが、多くのEC店舗は、大手企業からの「薬剤バラマキ状態」で、ほぼ瀕死状態です。
「何をすれば売り上げが上がるは、もうわからない」
「どうすれば、お客様が買ってくれるのかわからない」
など、阿鼻叫喚状態。
ここで、あきらめてやめてしまうと、本当に倒産です。
大手企業であろうが、薬品をバラマク犯人であろうが、ともかく、勝たなければ生きていきません。
寺坂農園ほどのブランド力は、多くのEC店舗には全くありませんが、店長目線でいえば、メロン1万個位が腐っているようなものです。それでも継続して、売り上げ確保を目指さなければいけない日々であります。
そして、それは当店のような零細企業の会社と取り巻く環境そのものであります。
寺坂農園の「大成功」を横目にみながら、零細店舗は、ほそぼそと頑張るしかありません。
生きる為に頑張る。
頑張る理由は単純であります。
2018年1月31日