映画の感想コーナーです。一部のインテリオタクの間では評価が高いので、まずは感想を。
まず、設定が旧ソ連とアメリカの宇宙開発の時代設定であり、けっこう摩訶不思議な部分がありました。
こうした中、この人が出て、非常に混乱しました。
この人「オクタヴィア・スペンサー」です。
もちろん、知っている人はあの名作「ドリーム」の映画に出てきた方ですから、「あ!」となったでしょう。
実際、時代設定や宇宙関連での話なので、最初のシーンなどは、けっこう笑える部分であります。
完全にパクリ部分があり、見ていて面白いと思います。
ただし、個人的には一番のお気に入りはこちらのマイケル・シャノンさんです。
明らかに、トランプ大統領をギャクにしたような感じのイメージで、それこそが一番の見せ場でありました。また、凄くわかりやすいシーンや感情や行動が、とっても良く、映画全体でいえば、最後のこの役者が、どうなるのかが一番きになった所です。
ですから、全体的にみて、個々の役者は良かったけど、全体はイマイチでありました。
やっぱり特殊な恋愛映画だから
全体的にのっぺりした感じになるのは、単純に怪物との恋愛映画になっているからです。
設定自体は面白いのですが、アクション風映画や怪物映画だと勘違いして期待してみた場合は、大きくハズレであり、恋愛映画だと思ってみた場合は、大きくズレております。
いわゆる、美男・美女のシーンはゼロでありますし、女性ユーザーなら王子様的なイケメンはゼロでありますからね。
こうした意味では、インテリのオタク向け映画であるという評価は、あながち間違いではありません。
B級映画としての評価は落第
こうして総合評価をしてみると、まず、B級映画としては落第点であります。
恋愛映画としてみても、落第点であります。
では、どの点が良いかといえば、やっぱり怪獣との恋愛という、その1点だけに集中し、映画を創り上げた点です。この点だけは非常に革新的であり、王道的な感想と言えます。
2018年3月17日