昭和3年。
上野で開かれた「大礼記念国産振興東京博覧会」にて、当時の高島屋が国内初のマネキンを登場させたため、この日が記念日となっているようです。
今回は、個人でマネキンを購入するわけでもなく、業界向け専門となるため、当店も同じ企業向けなので参考になります。
ただし、今回、2社を分析しましたが、ハッキリ言えば、低レベルのホームページであり、あまりマネキンをホームページで売るというスタイルでないのがわかります。こうした業界は、ある意味では「左うちわ」であり、変化についていっていない感じです。
きづいた時には時代遅れになっている可能性すらあり、競争なき業界は、低レベルになる事例でしょう。
さあ!今日もマイクロコピー分析です。
・株式会社七彩のサイト分析
株式会社七彩さんは、大阪に事務所があり、なんと!269名にも及ぶ社員がいる大手です。
検索上位になっている部分もあり、マネキン業界の大手なんでしょう。
その割には、ホームページ自体は、古いデザインであり、機能性もデザイン性もなく、片手間感覚で出来上がったサイトになっております。
完全にあぐらをかいた状態です。
本来、ファッション業界ですから、もっと先鋭的デザインのホームページであるべきだし、また、非常にハイセンスなデザインであるべきです。
さて、まず、みづらいのがいいとして、問い合わせが全くできない形です。
電話番号は必要ではありませんが、どこから問い合わせができるのか?という点をしっかりと改善しなければいけません。
このため、上部分については、通常右上に「お問い合わせはこちら」と入れるべきです。
これは、後で、もう1社分析しますが、競合店ではできているフォームデザインです。
次にマイクロコピーの改善の問い合わせフォーム。
これも「つっこみ」所が満載です。
まず、
・ふりがな いらない
・FAX番号 いらない
となります。
もともと、やる気が全く感じられないページ。
余分な項目があっても、面倒だけです。また、活用すらもしないのですから、フリガナやFAXなどは、項目自体削除するのがいいでしょう。
デザイン的なアドバイスとしては、テーブルで各項目ごとになっているのですが、バックがすべて白のため、非常にみにくいです。
バックの色を、濃い・薄いなどにして、項目ごとに分かれているように見せましょう。
または、こんな感じで、ハッキリと色分けをします。
こんな感じすれば、入力しやすくなります。
改善すべき点はありますが、後で競争相手に問い合わせフォームを分析しますが、英語の凡例がありません。日本語しかないのが致命的です。
こういのも、競合相手を良く見る基本が無いと言えます。
・日本コパック株式会社のサイト分析
業界NO1の七彩さんよりも、綺麗でみやすいですが、他業界からみれば、低レベルのページです。
競争相手がレベルが低いので、この程度のクオリティで良いのですが、もし、業界NO1を目指すなら、すぐにでも改善したほうがいいでしょう。
日本コパックさんは、台東区の本社です。1950年からですので、歴史でいえば七彩と同じですね。
さて、
まず七彩にあって、日本コパックさんにあるのが、右上の問い合わせフォーム。
これは非常に良いですが、もっと問い合わせを増やすなら、一言付け加えましょう。
「6時間以内に返答します」
この一言をつけ加える事で、問い合わせが多くなります。(当たり前ですが)
ただし、現実として、
「日本コパックへのご相談・無料お見積もり他、各種お問い合わせは下記フォームにてお願いいたします。
3営業日以内に、担当者よりご連絡申し上げます。 期間を過ぎても連絡がない場合は、お手数ですが再度ご連絡ください。」
となっております。
最低最悪でしょう!
本当に!
もし、今の時代。3時間でも長いのに、3営業日とはいかに。
当店のように社員0人、代表1人しかいない会社なら仕方がありませんが、創業67年にもなる会社で、これは無い!
すぐに「6時間以内に返答」とすべきです。
マネキン業界の「ぬるま湯」だから許されるルールですが、他業種が入ってきたら、一瞬で駆逐されるネット対応です。
さて、マイクロコピーの分析の問い合わせフォーム。
先の七彩の分析でも伝えましたが、フォーム内に、凡例として日本語と英語の併用をしております。
これは素晴らしい。
当店も将来、越境ECをする時代には、こうした「当たり前のコピー入れ」を、しっかりとしなければいけないと思いました。
他のサイトを分析する理由です。
改善点としては、メールアドレスの2回確認。
全く必要ありません。
メールアドレスを間違える人は、1回自体で間違いをしておりますよ。
ですから、2回確認など必要ありません。
良い点としては、フリースペースの右側扱い。
けっこうデザインが好きですね。真似します。
まとめ
今回は、マネキン業界という特殊であり、時代遅れの会社2社を分析した結果、あまり得るものは少なかったです。
ただ、興味深いのは、競争がない業界は、どんなに70年の歴史がある大手でも、レベルが低下するのが良くわかりました。逆に、歴史が浅い業界であっても、ネット通販業界などは、日々切磋琢磨しているので、最新のページになるというのでしょう。
2018年3月22日