出来が大問題のジョーカー。
やはり噂通りの出来でした。
本当に鬱になるような暗いシーンばかりであり、やさしい主人公が、どんどん闇に落ちる過程が、どうしても、暗いイメージの中で展開し、それがよりリアリティがある流れになりました。
もともと、悪役としてのジョーカーですが、その悪役の過程が悲惨さがあり、障碍者・貧困・社会の仕組み、貧富の差など、どれも現代が抱えている問題をリアルに感じを出す演出となっております。
この結果、どうしても見ている時間が鬱な感じがあり、見ている自分も鬱になります。
ですから、見るに堪えない映画とも言えます。
それはホラーなどの映画などで、血しぶきがある恐怖よりも、心のホラー映画であるジャンルとしては、一級品であります。
これが理解できると、今回の映画は本当にホラー映画と言えます。
2019年10月7日