結論先に
「アメリカがN95マスク購入のために、特殊フィルターが「3倍近い需要」で買いあさり、ドイツとフランスも参戦した結果、中国マスク工場で操業が停止。4月20日頃から生産がいったんストップです。」
今日、マスク輸入商社と打ち合わせをして、先週の4月4日頃のアメリカ政府のマスク購入宣言がありました。
このため、商社の方から、
「アメリカのN95マスク系マスクの需要が高まり、中国のマスク工場では、不織布ではなく、中に入る特殊フィルターの価格が「3倍需要」となりました。」
「結果、それに驚いた、フランスが10億枚、ドイツが3億枚を更に要求し、この特殊フィルターの「争奪戦」が、4月4日の土曜日からスタートしました」
とのこと。
本来、日本向けの不織布三層マスクは、花粉症対策向けが多く、
「不織布+特殊フィルター+不織布」
となっております。
この程度の内容であります。
これで花粉症対策が可能な「BFE99%カット」となりました。
こうした中、上の表にあるVFEと同じレベルより高い「N95マスク」。
このレベルでの内容を見た場合、特殊フィルターの仕入れが重要になるとの事です。
こうした事から、4月18日までの生産計画までは全く問題ない状態でしたが、4月20日以降の中国のマスク工場は、特殊フィルターの在庫がなくなるため、いったん停止に。
5月上旬まで、マスクの生産計画がみえないとの事です。
多くのマスクメーカーは、素材である不織布については、あちこちで情報がありましたが、特殊フィルターについては、今回が初めての内容となりました。
2020年4月7日