クーラーバッグを購入したお客様の多くが思うことは、このクーラーバッグの保存力はどのくらいあるのかという点である。
クーラーバッグ自体はそれほどの温度の保存力はありません。 これは仕方が無いことで、布部分のアルミを貼っている程度であり、その程度の保冷力となります。 このようなことは見も蓋もありませんが、実際には、過度の期待をかけれられても対策できないからです。
クーラーバッグを魔法瓶と同じような形で展開している状態において、この力をクーラーバッグに求めています。
この発想自体は問題ないのですが、比較するものが鉄と布では全く違うという点です。
鉄の2重構造になっている魔法瓶は、それでも6時間くらいからどんどん冷めていきます。 ですから、半永久的に温かい状態であったりするわけでもありません。布の場合はもっと外気に当たる可能性が高いので、こうした点を踏まえると、もっとも数時間程度です。
ですから、こうした点を踏まえて展開しないといけません。どうしても冷たくしたい場合は、保冷剤などを使用して、クーラーバッグ自体の力ではなく、 その他の補助で展開しましょう。
クーラーバッグの単価について質問が多いけど、単価については複数の要因からきているので、この点を考慮して展開してほしい。
単価について質問が多いのがどうしてこれが安いのかという質問である。 答えについては複合的な部分があるから、ひとつの答えだけで納得してもらうのは不可能であろう。 しかし、商売をしている人なら、単価の仕組み自体は知っているはずだ。
普通に考えるなら、薄利多売。多く生産すればするほど安くなる。 1万個製作する会社と、50万個製作する会社のコスト構造は劇的に違う。
仕入れ値ベースだけでも半額にはなるであろう。 この状態で販売すれば、当然、同じ素材・同じ機能でも半値で展開できる。
これをもっとわかりやすい形にしたのが100円ショップである。 100円ショップに行って思うのは、この価格でこの内容なら喜ぶという形である。これを同じことがクーラーバッグの価格に大きく影響している。 特に販促業界ではこの傾向は強い。また、よくある形が競合相手との比較で、価格競争の結果、ある程度安くなるという形である。
クーラーバッグの形はある程度一緒です。あまり差などありません。これは所詮はクーラーバッグ程度ですので機能の限界です。
クーラーバッグは色々とありますが、ほぼ見た目が同じになっています。これはクーラーバッグに使う用途がある程度限定されているからです。
たとえば、クーラーバッグに大きな荷物を入れる場合は、クーラーバッグではなく、クーラーボックスになります。このように使う目的で使う内容を変化させていきますので、あたりまですが、同じ機能と内容になります。クーラーバッグがそれほど形が違わない事は逆に売りやすいことでもあります。それは形が違うものが沢山あると目移りしますが、同じ形のものしかないとなりますと、実質的にそれほどの差を説明しないですむからです。このため、簡易な説明で済みますので、売り方としてはそれほど難しいとは思いません。
ただし、誰でも売れるようになるため、あまりいいとも言いがたいです。
クーラーバッグの弱点は、夏には強いが冬には弱く、結果してシーズン売りしか出来ない点です。名称に問題があるのでしょう。クーラーバッグが一番売れるのは、春をスタートし、夏が一番売れ、秋に終わる感じです。このため、基本として夏商材になっています。
問題は夏グッズなので、冬には全く売れない点です。このため、在庫を残さないようにするため、どうしても少ない数で生産し、販売ようとします。リスク回避のためです。
こうした点は生産活動のため全く問題ないのですが、どうしても展開する流れとしては、大口が狙いづらい形になります。仕方が無いのですが、基本として無駄が多くなります。これはやはり夏グッズとしての問題であり、オールシーズンで販売できれば、在庫は常に無くなれば追加するような形になります。これが理想なのですが、実際の問題としては、こうした点がクーラーバッグ弱点になっています。また、名前もクーラーバッグというので夏しか対応しないような感じになっています。これでは問題で、いつまでも夏しか売れないでしょう。
クーラーバッグを販売していると今では必ずランチバッグがあるようになっています。小さいサイズは女性向けなのでしょう。
小さいサイズなら、小さいサイズのクーラーバッグという名称で販売していればいいのですが、実際の問題として、このような対策をしてしまうと、商品のレパートリーが限定的になってしまうため、結果として色々と試行錯誤しています。そんな中、小さいサイズは手持ちのお弁当を入れるケースにはピッタリということで、ランチバッグというカテゴリーが生まれました。これはとても良いアイデアであり、上手い戦略だと思います。
基本としてこうした考え方は、してよいのですが、ランチバッグはランチバッグであり、クーラーバッグとは違うという発想がメインになります。この対策だとせっかくの見込み需要もなくなってしまうので、結果として、無理やりでもいいから、ある程度は幅を持たせた方がよいのです。このようにして、ランチバッグの対策ができればいいと思います。
クーラーバッグの製作において、海外での生産をうまくすれば、意外と安く生産が可能になっています。3000個からの対策になります。
どうしても単価を抑えたい場合は、2つの方法しかありません。ひとつは、数を多く生産すること。もうひとつは、海外で生産することです。
この2つをあわせて展開するのが、激安の海外生産です。もともとカタログなどに掲載しているクーラーバッグは、何万個単位で生産したのです。ですから、仮に1万個のクーラーバッグを生産するような形になれば、もともと生産ラインを独自で展開すればいいのです。
更に言えば、独自ルートなので、相手をきにして生産するのではないから、単発の安さがあるのです。これがオリジナルでクーラーバッグを作る強みになっています。この活用方法を知っていると、驚くほど安く生産し、驚くほど安く予算を抑えることがができます。
クーラーバッグの説明の中で、ほとんどがペットボトル何本入りますのような形で説明しているのが多いです。ペットボトル500mlが8本入ります。ペットボトル2リットルが2本入ります。このようなうたい文句がありますが、ほぼ容量について説明しているのですが、こうした点を見ると、クーラーバッグとはペットボトルを入れる容器となります。
もちろん何でもいいでのですが、実際の問題としては、ペットボトルの浸透性が高いため、容量の説明をする場合において、共通の項目になりますので、こうした点を踏まえて説明しているのでしょう。実際の問題として、容量が何リットルと説明しても、多くのお客様がわからないのが現状です。ですから、状態として、このようなペットボトルの内容をした方がわかりやすいのでしょう。
売る側としては、ペットボトルが何本かの問題についてはあまり気にしていません。買う側も昔ほど、気にしている様子はありません。
2017年3月29日