デザイン次第でオリジナル度が上がる部分
2016年6月22日から東京ビックサイトにて開催されていた日本ものづくりワールド2016を見学してきました。多くの出展企業が力を入れて対応するため、オリジナル記念品の製作事例としては、とっても参考になります。
実際に行ってきた感想としては、どこもかしこもオリジナルバッグばかりであり、不織布系の素材バッグが多かったです。自社のカタログを入れて帰ってもらう形なのですが、数百社が出展し、数十社がバッグを製作しているとバッグだらけになりますね。
ただし、こうした中にも非常にセンスがよいバッグもちらほらあります。こうした中から、少しだけご紹介します。デザインなど製作段階で非常に参考になりますので、必見の価値がありますね。
今回のオリジナル展示会用バッグで、デザインがよかったのがこちら。株式会社タカシマさんです。
ネジのデザインが一面にありまして、なかなか興味深い部分です。
バッグ自体は小さいタイプなのですが、デザインが派手なので見た感じがいいです。 pic.twitter.com/iqtv0yQhEH— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 28, 2016
台湾メーカーのPATTAさんのバッグ。
本体黒ベースにキャラクターと会社名があり、非常にシンプルなうえに、センスが高いレベルのオリジナルバッグです。
しかも、珍しいマチ部分にも名入れ印刷はよい。ネジのオリジナル定規もありました。 pic.twitter.com/b16NVQLsdH— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 28, 2016
こんな形で1色の名入れ印刷なんですが、単にロゴマークだけ入れるだけではなく「物語を語る」ようなデザインがけっこう重要度が高いと思います。それと、大きく名入れ印刷しても、小さい名入れ印刷しても、同じ名入れ印刷代の場合は、大きく入れないと「損」であると思ったほうがいいからです。そなるとデザインの差がオリジナルバッグの差になります。
下記は、1色ではなくフルカラータイプ。予算がある場合などは、どんなデザインであるのか非常に参考になります。
日本ものづくりワールド2016において、オリジナルバッグの多色刷りタイプはこちら。株式会社日伝のオリジナルバッグ。
非常に綺麗でデザインが良いです。白色のバッグに2色柄なので、紙ベースの感覚で綺麗で仕上がっているのがわかります。 pic.twitter.com/cl9POSWdGf— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 27, 2016
今回の日本ものづくりワールド2016の中で、一番高価なオリジナルバッグを製作したのが、京セラさんのこちら。
全体がフルカラーで、しかも塩ビ系素材です。名刺交換でもられるため非常に販促に力を入れているのがわかります。 pic.twitter.com/D8avMkKblV— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 27, 2016
日本ものづくりワールド2016において、紙袋のサンプルはこちら。
両方とも不織布のバッグと比較すると非常に丈夫であり、取っ手は紐であるので高価に見えます。
販促としては紙はフルカラーが対応可能なので、うまく活用すると良いでしょう。 pic.twitter.com/uLsPOatDvv— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 27, 2016
こんな感じで、単なるバッグひとつでも、非常にシンプルさがある分、バラエティが高い部分でもあります。
こうした商品を見ていると、いかに自社のデザインや方向性がしっかりと担当者が理解しているのかどうか だと思います。つまり、単に製作すればいいだけではなく、しっかりと会社の個性を理解して、デザインしなければいけないわけであります。
全く理解していないと、こんな感じになります。
今回の日本ものづくりワールド2016の中で、一番大きなバッグです。取っ手のワッカ部分が小さく見えますが、全体がいかに大きいのかわかります。
シンプルに会社名を入れてPRするタイプ。目立つ為入り口付近で配れば相当注目度が高いでしょう。 pic.twitter.com/b709yNLC40— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 27, 2016
イグス株式会社さんのオリジナルバッグ。
展示会ではいつもけっこう目立ちます。理由は簡単で「このオレンジが目印」みたないな感じで、展示スペースをオレンジ1色にしてるわけです。
バッグを背景替りにする方法は、なかなか販促手法としてよい。 pic.twitter.com/IZGTz085ns— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 28, 2016
株式会社ミスミさんの展示会用バッグ。
シンプルなロゴマークとサービス名のデザインです。
全体的には正面に横長で大きく名入れ印刷されているので良いデザインです。
肩からかけられるように大きめのわっかになっているのが特徴です。 pic.twitter.com/q74SWwi57A— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 27, 2016
iCAD株式会社さんのオリジナル展示会用バッグです。
全体的にコーポレントカラーである赤のバッグに綺麗にシンプルな文字ロゴマークを入れてわかりやすくアドレスを追加したデザインで評価。
肩からかけられるシンプルなバッグ選択もいい。 pic.twitter.com/TdZLYPLR5i— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) June 27, 2016
あえてシンプルさがあり、デザインセンスもいいですが、少し個性が不足しているのがわかります。数多くのオリジナルバを配布している展示会ですから、それなりのインパクトも必要なわけです。
こうした点を見ながらオリジナル記念品などを製作し、数多くの他社のデザインを見ることで、自社のオリジナルとは何かが見えてきます。
2015年6月28日