プロの視点から、記念品における名入れ印刷の特徴と、対策についてお伝えします。
時計のような印刷の場合、どうしても「学校」関連が多くなってしまいます。そのため、傾向と対策がほぼ、どの質問や答えと一致します。この点について解説します。
まず、時計だけを購入するために記念品選びをする人はいません。
このため基本として名入れ印刷がメインとなります。名入れする場所は時計なので、ある程度は決まっており、その範囲も限定的となります。
しかし!
しかし、このスペースが限定されているのにも関わらず、初期の段階での印刷の内容が「あれも・これも・それも」となっているのが非常に多いです。結果として、「どうしてできないのであろうか?」という不思議な質問が多くあります。
本来、スペースの範囲内にできる事・できない事が自然とわかるのが普通なのですが、先生や母親は、こうした訓練がゼロベースのため、ビジネス上での理解度が極端に低い場合があります。
時計での名入れ印刷については、こうした場合、当店では名入れ印刷サンプル画像を入れておりますので、しっかりと判断してもらうようにしています。完成された他社のサンプル画像は、非常に有効であり、その点、名入れ印刷では重要な要素となります。
記念品の時計名入れの場合、大抵は生徒や学生がターゲットになったり、企業では従業員が対象となります。
このため、本来ならもらう側の気持ちを理解しながら対応するのが普通ですが、この方法は逆にほぼゼロです。つまり、生徒がほしいものや学生が使いたいものを選ぶという発想がありません。
「そんな事はありません」
という事がありますが、往々にして、昨年使った記念品の時計を、今年もそのまま使うのがパターンではないでしょうか?
このため、時計というパターンの記念品を使う場合、使う側の気持ちを少しは理解しながら探しておくのがいいでしょう。
さて、最終的に時計で決定した場合、名入れ作業をするのですが、この場合、当店以外で製作した名入れ印刷のタイプがあります。これをしっかりとまねてください。特に素人の方などはこの方法しかありません。
まねることで、失敗のリスクは非常に少なくなりますし、また、出来上がりも想像が簡単になります。
例えば、「学校名だけを変えたらどうなるのか?」「10周年を20周年に変えたらどうなるのか?」などは、ほぼ全ての人が理解可能だからです。
まねることで非常にわかりやすくなりますね。
2017年6月2日