DMMゲームで有名なのが、2つあります。
・刀剣乱舞
という擬人化したゲームです。日本の戦艦や日本刀をモチーフにしたものです。
今回は、そんな形で、3匹目のドジョウという事で「神社」をモチーフしたものですが、開発が中止となりました。
・社にほへと 開発中止に関するお知らせ – オンラインゲーム – DMM GAMES
業界を知っているので、当たり前という考え方ですが、どうして?という人もいますが、その件でお伝えします。
世界的な超巨大企業であるネスレ。
その主力商品であるキットカット。その中、「合格祈願済みキットカット」があります。
良くあるパターンなのですが、ネスレは全国流通網があり、ちょっとした宣伝で、大きな影響力があります。
この「合格祈願済みキットカット」をコンビニ向けに宣伝した際、受験の神様を「活用」したため、大騒ぎになりました。
確か太宰府天満宮の菅原道真公を使ったため、神社庁からクレームが入りました。
当然、大宰府天満宮としては「許可なし」という流れがあり、どうして勝手に使われたのか!という点でありましたが、当時は「使ってやって宣伝したからいいのでは?」という流れがあり、論争となりました。
結果として、企業の利潤追求に神宮を使うのはけしからん!という神社庁の「通達」があり、これ以降、格式が高い所では、企業の神社への「利用」はできなくなっております。
このような経緯があり、ニュースで知った時には「あきれた」と思いました。
伊勢神宮や明治神宮・出雲大社など、仮に使った場合には、相当なクレームになるのは当然であり、戦艦や日本刀の比ではないわけです。ですから、こうした「常識」が「欠落」していた時点で、世間の常識とは、この程度であったと思いました。
こうした事例は、今後、大手の企業ベースで考えた場合、神社庁がしっかりと指導しているため、安易な企画やキャンペーンは神社関連ではしてはいけないという流れを、しっかりと認識してほしいのです。
戦艦や日本刀は、間接的に宣伝になり「大盛り上がり」としてのwin-winの関係がありますが、神宮につていは、こうした宣伝が全く必要がないのです。当たり前ですが、宣伝する必要がないくらい有名であり歴史があるからです。
営利目的をメインとした神社を活用したキャンペーンは、絶対アウトとなります。
2017年9月12日
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