学校では幼稚園や保育園での卒園と違い、小学校からは学校の先生主導タイプの製作から、父母のPTA参加型の制作となり、手作りでの記念品製作ではなくなります。
今回はどのような点で、違うのかと、実際の現場では、どのような視点が大切であるのかをお伝えします。
まず、当店を含めて、卒業記念品を製作する場合、会社レベルが小さい場合については、慈善事業としての思い出品製作のために対できるはずがなく、地元の文具店でもなく、会社の事業として展開します。つまり、基本として、卒業記念品事業としての一環です。
このため当たり前ですが、利益が出ないと対応ができません。もっとハッキリと伝えれば、総額が3万円以下の場合は、仕事をすると赤字になります。結果としてできません。
どうして、このような点をお伝えするのかは、少子高齢化によって、今までの卒業記念品製作数が激減しているからです。今までは全生徒数を一気に対応した場合、最低でも数百個がメインでありますので、金額も数十万円が基本なんです。
これが小子化と同時に個別化もスタートし、学年全体ではなく1教室単位となっており、結果として数十個が限界であり、卒園のタイプと類似しているわけです。
これでは全く対応ができない流れとなっております。
今までメインとしてきた小学校・中学校は、少子高齢化で対応ができなくなっております。子供の数=生徒の数が少なく、卒業記念品の事業が継続できないと判断できます。
こうなると、後は高校か大学がメインとなり、マンモス高校や大学は沢山あるので、この部分で対応をするしかありません。特にオリジナルの記念品としては、本体への名入れ印刷対応は、ある程度は特別な手法でありますので、専門家がしっかりと対応しなければいけません。
その意味では、この部分だけみれば、まだまだ卒業記念品は対応が可能な範囲と言えます。
2017年5月31日