今のECサイトで、類似サイトが無いほうが珍しいです。つまり、似たりよったりのサイトは、山のようにあるわけです。
しかし、
世の中のリアルなビジネスを見れば、当たり前であります。
それがECサイトの中にも浸透してきただけであり、なおかつ、大手が参入してくれば、更にリアルの世界と一緒になります。
今回は、そんなコモディティ化したECサイトについて、それでも「売れる」「売れない」の差について、考えました。
「好き」「嫌い」をもっとPRしてもいい
同じ商品で、価格も同じなら、どこで買ってもいいわけです。
それでも、「あのお店で買いたい」と思うのは、単純に「好き」だからです。
これは人のコミュニケーション特有であります。
ですから、これからの2018年度のECサイトは、もっと・もっと
「好き」
「嫌い」
を、もっとPRしなければいけないと判断しています。
何が好きで、何が嫌いかを、しっかりと持っているか!
ここで問題があります。
実は、何が好きで、何が嫌いであるか!という点自体を、実は運営者自体が気がついていない点があると思います。
人は気に入られようと
「360度の好感度」
を上げようとします。
それは間違いではないのですが、どうしてもリスクを取らない傾向が生まれ、実際には「八方美人」になることが多いです。
そして、
それはECサイトの作り方・見せ方にも大きく影響し、結果として、
「誰をターゲットにしているのか?」
という本質から大きくズレていきます。
自分の相性をもっと・もっと追及すべきであろう点
人と人の付き合いは、どうしても相性があります。
どんなにサービス重視していても、相性が悪いお客様はマイナス点となります。
さて、
学校の教育は、こうした場合、追加試験などをして欠点を無くすようにします。
これは正しい反面、「平凡化」してしまい、個性がなくなります。
そして、八方美人タイプになりやすく、欠点が無くなれば、それは
プラス面もなくなっている事に気付かない部分があります。
これからのECサイトは、欠点自体は随時直しながら、もっと・もっと、自分の相性にあった人との「交流」を上げて、
「ここでしか買えない雰囲気作り」
が重要になると考えております。
25%のお客様で、70%の売り上げを上げる
目標としては、
「25%の選び抜かれたお客様に対応し、売り上げの50%以上を上げる」
という事を追求してよいと思っています。
ですから、コアなお客様は、どんな点で自分のEC店舗を気に入って、どんな「相性」があって、選んでもらっているのかを、
どんどん知ることが、大切だと思います。
それには、無駄と思えるような「営業」も、積極的に行い、時間を集中しないといけないと思います。