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生頼範義展の息吹。渾身のイラストと仕事とは


1月6日土曜日から、東京の上野の森美術館で開催されている生頼範義展へ行きました。

コーエーのゲームソフトである信長の野望や三国志。この初代1作目の時代からイラストのファンであり、20年後の大人になって、初の展示会に行きました。生頼範義氏は、残念ながら3年前にお亡くなりになっており、過去の作品を見るだけであります。

それでも、あの息吹は感じる事ができて非常に幸せでありました。今回はそんな興奮した生頼範義展の感想をお伝えします。

 

 

見た事が無いからこそ価値が生まれる事について


今回の展示会で感じた「強さ」はいったいなんであったのか!

それが分からなかったが、今はハッキリと伝える事ができる。それは「伝える力と伝わる力の存在」という点。多くのイラストは写真をそのままイラスト化したわけでもなく、歴史や空想のキャラクターであるのが多いです。このため、最低限の資料から、自分なりの想像力で、何を伝え・何を伝えなければいけないのか!という部分が必要になります

この点が、生頼範義氏の素晴らしい点であり、ひと目みただけで、その世界観がハッキリと頭の中に入って来る所だと思います。その点が非常に尖った特徴であり、何よりも素晴らしい才能だと思います。

伝えるべき点を心眼して伝える。簡単な事ではありませんが、生頼範義氏のイラストを見ていると、そんな人間力が、どんどん伝わってくるから不思議です。

 

 

逆転現象。イラストのほうがソフトの中身よりも越えている点


全てのイラストではないけど、生頼範義氏のイラストは、例えば、ゲームソフトでいえば、ゲームの中身よりも、数倍イラストの方が何倍も「面白そう」というがあります

これは非常に稀有な事で、ほとんどは、こうした現象などありません。多くのは中身とイラストが同等レベルのがほとんどです。イラストも駄目なら中身も駄目という流れです。

 

しかし、生頼範義氏のイラストは全く違います

ゲームソフトだけでいえば、発売前の半年から、どんな素晴らしいゲームに仕上がっているのか、非常にワクワクしながら発売日を迎える!という最高の流れです

イラストが凄く尖っているので、イラストだけで大興奮。この感動と興奮は生頼範義氏ならではで、他のゲームイラストで、ここまで興奮し熱狂した事はありません。

最近、このような「イラストだけで大興奮」といのが無くなりました。ですから、いかに凄いのかの証明になっているわけです。

真似出来ない仕事力とは


高齢の生頼範義氏は、子供のときに大空襲をうけ、命の大切さ・せつなさを感じています。

こうした生き方を見つめる時間と運命は、その後の仕事の方向性を決める時に、しっかりとした軸が生まれます。単純にいえば、今は広告主のためにイラストを描くというのが、サラリーマンとしては普通の事です

しかし、根底に広告主のために描く事以上に、自分が生まれて生きている意味を追い求めている人の力は、やはり全く違う価値観を生み出す事だとわかります

上手に描くとか、広告主に喜ばれるためではなく、自分自身の存在そのものを「見せつける力」が、自然と全く違う世界を創り出しているのがわかります。

 

 

勇気をもらいに行きましょう


生頼範義展は、2月上旬まで開催されております。

1回目は行きましたが、2回目・3回目と行ける場合は、もう一度行きたいですね。

 

その理由は、やはり「生きる勇気をもらう」ということ。今の時代、頑張っても・頑張っても楽になる環境ではありません。それでも、今のほうが何倍も贅沢であり、生頼範義氏が生きた時代は、何倍も大変でありながら、これだけの素晴らしい感動を皆に与えていた事に、深く感動します。

「自分も頑張らなければ」

と、自然と思う気持ちになれる生頼範義展だからです。

気分が落ち込んだ時には、更に1度は行き、少しでも勇気と根性をもらえればと思います。

2018年1月11日