まともなお笑いの脚本かと期待したのですが、完全に「駄作」へと進んでおりました。
前回が非常に評判が良いブラックジョーク映画としては、良い出来上がりでありました。
このため、今回のパート2も、同様に内容自体はブラックジョークで対応して、脚本はしっかりとした映画の中身かと期待しました。
結果としては、見るに値しないゴミ映画になっておりました。
今回はこの感想を書きます。
観客の知性に合わせた高度なブラックジョーク満載
最大の欠点としては、前回のブラックジョークがわかる感性が鋭い人向けに、内容をグレードアップした点にあります。
つまり、
「このシーン。わかるでしょう」
と、非常にセンスがある笑いを入れながら、どんどん物語が進むからです。
本来、こうした点は、わかる人にわかればいいのですが、あまりにも無残に入れすぎて、見ていて非常に退屈になっている点です。
映画自体の内容があって、少しだけ入れる程度なら、まだ映画の物語としての価値が高まるのですが、面倒になり、あれもこれも入れた結果、糞映画になっており、笑いが笑いになっておりません。
完全に駄目映画となっているのが悲しい限りであります。
無敵過ぎてみていてつまらなくなる不死身の無意味さ
今回、アクションが多数あるのですが、主人公の強さがあまりにも不死身すぎて、凄くつまらないのです。
ほぼ無敵であり、漫画の世界とも言える状態であります。このため、アクションシーンの緊張感がゼロとなりました。
これは映画を製作していればわかるシーンなのですが、完全に見ている側をほったらかしにしており、最低のパターンです。
結果として、無駄な戦闘シーンが無駄でしかなく、本来なら、ハラハラ・ドキドキすべき内容が、まったくありません。
最後まで、おちゃらけているのですが、それはあくまでも無敵ではない状態であったなら、少しは物語自体の緊張感があるのですが、それが全くなく糞映画となっております。
アメリカ映画特有の家族愛の無意味さ
ハリウッド映画の駄目さとして、どうしても家族愛がメインとなっておりますが、今回のデットプールは、それほど必要がありません。
しかし、結果として、全体が家族愛となっており、完全に駄目さが目立ちます。
こうした映画では、感動シーンをおちゃらかせていていいですが、日本人相手には、シラジラシイだけです。
結果として意味がないわけです。
こんな感じで今回のデットプール2の映画の感想は、駄目でした。
2018年6月16日