夏の記念品として高い評価を毎年受けている扇子。多くの商品があきられている感じさえありますが、そうした中にあり、扇子は常にトップの夏グッズとしてあります。どうして、こんな高い評価を得ているのでしょうか。それは、
・日本をイメージさせる
・日本製が高いので差し上げるとよい
・うちわと比較するとお洒落で携帯できる
・見た目以上に清涼感がある
という形です。この件について、書いていこうと思います。
まだまだ伸びしろがある夏グッズの魅力
まず、先に欠点情報をすれば、100円ショップが扇子を販売した関係で、すでに扇子の価値が低下しました。ほとんどの方が「なんだ!100円程度の商品か」となりました。ですから、コップやお皿などの100円均一と同じ付加価値です。
この影響から、昔のような扇子の高いイメージはなくなりました。商売とはこうした他業種の垣根を越えて対応しなければいけないのです。
しかし、何もかも価値が低下したかといえば違います。料理でも安い料金と高い料金が存在し、各々存在価値があるように、扇子もちょっとした違いで違いの中身をしっかりと訴求できます。
当店も100円ショップも大量生産品であるのが変わりがありませんが、やはり売り方・買い方が独自であるため、それほど似ているわけでもなく、その点が使う側としては違います。
まだ、日本製の扇子の価値が高く、それに類似したデザインや品質があります。これが少しでも演出できれば、やっぱり価値が高いのが理由になります。
更にいえば、扇子は扇部分のデザインが凄く絵としての差になり、好き・嫌いの差になります。
このため、このデザインのちょっとした違いが価値の差になります。それはあたかもファッションと類似する部分です。
このように扇子は、少しの差が大きな差の連続となり、けっこう高いレベルの差につながります。
2016年11月5日