あらゆるお客様と取引しますが、常々思うのが、やはり、初めての方は、説明しないとわからない点です。
そして、デザインが大切であるという点と、それを表現するのに大変であるという点です。
今回はこの件について、
1:他店でも同じレベルの仕上げ。当店だけがダメではない件
よくあることですが、お客様の説明で、どうしても、あちこちの「アラ」が見えるわけです。
そうなると、「あれもダメ」「これもダメ」となります。
結果的にいえば、作業が難しくなりますが、それは当店だけではなく、他店でも同じ。
そして、仕上げで出来ない部分は、他店でも出来ない。
更に、当店だけが下手ではなく、他店でもダメで下手な分は共通している点。
これを初めての方に伝えるのは大変
2:プロだからこそわかる件。見えない部分が見える件
数多くの記念品を製作しているので、タンブラーの隅から隅まで製作ノウハウが見えます。
だからこそ、お客様が気づいていない点までも指摘して不安にさせることあります。
これはプロ視点であり、後から「後づけて説明」するりも、先に問題点を指摘して、交渉しております。
けっして、相手を不安にさせているわけではありません。
3:説明し過ぎる点も不利。だけど、必要な件
説明しないで、後で「そんなことも知らないの?」というのは卑怯だと思います。
ですから、プロ視点で自分が知っている事は全てお伝えします。
それがプラスの部分もあれば、マイナスの部分もあります。
説明が多くなると、不利な部分もあるけど、やっぱり必要だと思うから説明します。
4:デザインは誰が決めるのか?しっかりと認識
デザインが決定しても、本当に「決定しているのか!」というのが重要。
担当者だけではなく、複数の関係者がいるのは当然。
結果として、あちこちに聞いて判断する。
そんなビジネスの常識はありますので、それほど遠慮することはありません。
5:無理を通すデザインと、無理を通さないデザイン
デザインにしても、無理な部分と、そうでない部分があります。
ですから、無理な部分を無理に通すと、後でトラブルになりますが、それでも無理を通すこともあります。
このため、この差し加減が重要であり、ノウハウでありプロ視点です。
お客様視点で、どの部分で妥協するのかは、過去の事例でしっかりと認識しております。
2018年10月9日