現状、防災用品関連の売れ筋傾向を分析してみると、災害対策品としての傾向よりも、普段から生活を安心して生きるための、ちょっとした安心・安全グッズの傾向が強まっています。
これはけっこう重要な流れであり、3月11日の5年目の時間経過から、傾向として「防災用品・防災対策の商品は揃えて、対策するのは一巡しました」という傾向があり、その流れで、防災用品関連は、どの分野・どの業種・どの個人でも、ある程度の知識やノウハウが蓄積されている状態になり、それほど「対策!対策!」と言う必要がなくなりました。
3月11日以降までは、「防災対策をするのは特別な行為」というのが、ほぼ一般の方の価値観であり、それ自体は間違いがありませんが、3月11日以降は、防災対策は誰でもしなければいけないこととなり、結果、5年間の時間をかけて、少しづつですが、揃えて安心・安全対策を、しっかりとした感じがあります。
結果として、防災対策品は一巡し、次の段階に今、きている感じがあり、防災対策は災害対策品ではなく、通常の日時でも安心・安全対策をするものとの価値観が強くなっていると思います。
2016年3月19日