「両親記念日」と言うものは「両親一緒にお祝い」ということではなく「父の日」「母の日」の2つを混ぜて言う言葉です。
両親記念日だからペアの何か…という考えは間違いで「父用」「母用」または「保護者用」を準備します。
お店やイベントでのキャンペーンで「両親用」のペア系プレゼントを贈ってしまうと逆効果になることがあるので注意が必要です。
「ペアグッズ」はやめていただきたいですね。
今や小学校では4分の1が片親家庭(母子家庭・父子家庭)という学年もあります。さらに親ではなく保護者や祖父母・親戚・兄姉に育てられている家庭もあります。そういう背景もあり、保護者会や母の日・父の日などの取り扱いも慎重になってきているのが現状です。
また、離婚家庭以外で年配の親にもなると死別という事や「仲の良い夫婦」という状況ではない家庭も沢山あります。
こういったことから何も知らない人が「ペアグッズ」を贈るのは感情を逆なでしやすいことになるので気を付けないといけません。
宅配牛乳の人から夫婦箸を貰った!母子家庭でどうしろと言うんだ!
両親がいつまでも仲睦まじいという事は意外とありません。普通に何でもないときにフォトフレームを貰った時はペットや好きな写真を飾ることができますが、「両親記念に」という意味合いで貰うと「あてつけがましく感じる」ことがあるので「思い出グッズ」もあまり良くありません。
ペアになってすぐの時が相応しい使い方です。
たとえば結婚式のご成約記念や、カップルでの宿泊記念、カップルイベントなど、確実にカップルであるということが前提としたシーンに使うことが大事です。
しかしカップルの定義も多様化してきているので、今までのように「男性用+女性用」のセットは無くなってくるかもしれません。ここ最近入荷した小さなチャームあたりは目立たず男女問わないで使えるので新しいペアグッズになるかもしれません。
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一番無難なのは「花モチーフの単品アイテムです」
シーズンになると飛ぶように売れて欠品になってしまうのが「1輪の花タイプのハンカチ」や「ありがとうトイレットペーパー」などは定番化してきています。
ペアセットでも同じものが2つセットは喜ばれます。箸などのように片方が男性用、もう片方が女性用と言うわけではないところがポイントになります。
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基本的に誰か特定の人に向けたプレゼントを贈らせるのは難しいことになります。漠然と「ありがとう」のグッズくらいしかありません。
その他の活用方法としては「提案型」もあります。
企業→親
ではなく
企業→子供→子供にとって感謝したい誰か
と言うように感謝を伝える人を選ばせる企画での記念グッズは良いかもしれません。
【今までの両親記念の考え方】
【これからの両親記念の考え方】
2017年6月29日