本来、防災グッズは災害用であり、記念品には向きません。
しかし、もともと防災グッズを景品として使うことになったのは、家電量販店や車販売ディーラーが、来場用記念品として使い始めたのか、きっかけとなり、非常に人気の商品となってしまった経緯があります。
「まさか防災グッズを配布して喜ぶなんて」
と思ったでしょう。
防災関連品は、災害対策として使うのみであります。ですから、差し上げるほうも、無料でもらうほうもおかしいです。
しかし、それだけ珍しいわけでありますので、逆に注目度がアップし、結果として今日まで、景品として記念品ストアーでも使用になっております。
こうした傾向をうむのは、防災用品自体、普段からあちこで購入できるものではないからです。ですから、自然と防災グッズは価値があるのもであるという流れがうまれました。
「防災グッズを配布できる企業のイベント=希少価値がありイベントが成功する」
という流れです。
単純な流れとなりますが、あくまでも法人側としては、「イベントの成功のために予算を組んで記念品を買う」わけでありますので、とっても自然な流れなのです。
こうした事から、基本として防災グッズは、あっという間に記念品の定番カテゴリーとなりました。
そして、東日本大震災の影響で、法人の企業だけではなく、個人でも防災グッズがアウトドア感覚と似た形で、売れるようになると、あっとい間に、防災グッズが一般化。100円ショップにもコーナーができはじめ、結果として、どこでも手に入る防災グッズとなってしまっています。
2017年9月30日