さきごろ、18歳で成人とする法律が通過しました。
政治に参加する年を、20歳から18歳にする内容であります。これ自体はいいのですが、成人式をどうするのかという問題がでてきおります。この法律が成立した場合、初回の成人式は、18歳から20歳がすべて揃うために、大規模になる懸念です。
ですから、この件が、一部の成人式に関連する「呉服店」「美容室」などに波紋を広めております。
店舗側としても、通常の3倍になる可能性があり、今の人手不足の時代、対処できないわけであります。
ですから、何の考えかたもなく対応した場合、本当にアウトの状態になる可能性があります。
実は成人式は「法律で定まった内容」ではなく、あくまでもイベント行事
今回のニュースで分かった事ですが、成人式は法律上、なくなってもOKのようです。つまり、成人式をしようが・しまいが判断は、各市町村に任されているわけです。
ですから、自由に判断して対応すればいいのですが、これも問題があります。
結論としては、ある程度、国レベルで、「成人式は原則として従来とおり20歳とします」とすれば、今までとおりなので混乱しません。
当たり前ですが、この程度は最低限、アナウンスするのが必要でしょう。
少子高齢化のほうが実は問題
成人式も重要ですが、本来の問題点としては、少子高齢化です。
18歳であろうと、20歳であろうと、将来、10年単位で見た場合には、確実に人数が減ります。
結果として、地域によっては合同で成人式をしたほうが良い人数かもしれません。
皮肉な結果なのですが、実質、人口減での成人式運営のほうが、より現実的であるといえます。
2018年6月16日